英語を活かせる?
巷でよく見かける宣伝文句が「英語を活かせる仕事探し」。いかにもなのですが…
- 私もたまに英語に興味のある人とお話をしているときに私が外資で働いているということをいいますと、「まぁ!英語が活かせる職場でうらやましい。」ということをいわれることがあります。これは実は、多少英語ができて(あるいは興味があって)、でも自分では英語で仕事をしていない人だけが口にする言葉です。
- 私は「そうですかぁ〜」なんて返してますけど心の中では「おいおい。」と思ってます。実際そういう仕事に就いた人で「私は今英語を活かせる仕事についていて、もうそれだけで満足、満足(^-^)」という人を私は実は見たことがありません。
- 仮に私が「あなたは今英語が活かせる仕事について幸せですかぁ〜?」なんて社内のスタッフに聞こうものなら、変なこといわないでよといわれるのがおちです。
- 何故なんだろうと考えてみました。確かに我々も英語をはじめて少したった頃にはそのような幻想を抱いていた人がいたのも確かです。しかし実際にそういう職場につくと、そんなのはツールとして当たり前で、もっともっと学ぶべきことが目の前に山積みになってきてそれどころではなくなります。
- また英語にしても、なかなか「OK,今の自分の英語力でもうバッチシだぜぃ!」なんてことにはまずなりません。ほぼ定年までずーっと、まだまだだなぁと思い続けると思います。趣味や自己啓発、就職の準備として学習していたときのような悠長なことはいってられません。できなければ、今日の、明日の、外国人との会議がそれだけ「苦」になるのです。
- 水を差すようなことをあまり言いたくはありませんが、あまりそんなことをいってくれているサイトもないようなので敢えていいました。